
CaféCalmante
WARDS
悪魔/原初の罪人
天使と対をなす者。
本拠地は悪魔の世界だが、
頻繁に人間の世界へ降り立ち人間達を唆し誑かしている。
平凡な現代人に擬態してはいるが、
耳や犬歯が鋭く尖っていたり酷く長身であったりする為に
特徴を知っていれば簡単に見破る事は可能。
悪魔の中にも掟や法の様な物があり、
それが制定される以前に禁忌を犯した悪魔達が居た。
彼らは悪魔の世界から人間の世界に追放されてしまい、
数千年経った後も原初の罪人として人間に擬態して存在している。
また今現在も稀に悪魔の罪人が現れており、その罪人は力を殆ど奪われ、
同時に双眸の一部を赤色に染められ追放されていく。
姿を人間に擬態させても瞳の色は変えることが出来ない為に容易く判別でき、
普通の悪魔らからしばしば避けられている。
なお、原初の罪人らは神や古く上級の天使ら、
そして上級の悪魔や同じ原初の罪人でなければ見破ることはできない。
天使/堕天使
悪魔と対をなす者。
本拠地は神や天使の世界だが、
一部の者は人間の世界へ降り立ち人間を監視する名目で
様々な物事を楽しんでいたりする。
平凡な現代人に擬態しており、悪魔のそれよりは見破る事が難しい。
人間と交わった天使は堕天使となり、
神によって真っ白な翼を焼き焦がされ、
天使の象徴である光輪も溶かされ消滅してしまう。
天使の姿に戻る事が出来なくなり、
多少の力は残されるものの容姿の良い人間と変わらなくなる。
堕天すると片目の虹彩が灰色、瞳孔が明るい水色になる為に、
プライドの高い堕天使らは片目を隠す事が多い。
(が、自らの容姿に自信を持つ天使達からは見抜かれており、
同時に疎まれている)
悪魔/(堕)天使と人間の間の子
人間の世界に紛れ込んだ悪魔や天使が、
人間と交わり産まれた半人外の事。
常人離れした身体能力や魔力など超人的な力を得る他に、
親の悪魔/天使の性質を持つ事が多い。
天使の子は親である天使の大半が堕天しており、
純粋な天使の子(処女懐胎のような)を見かける事が極稀。
悪魔との間の子と会う方が一番多い(が彼らが進んで自ら申告するとは限らない)。
純粋な天使の子は、天使に愛された子と同様に
周囲の人間らに現人神や救世主などと祀り上げられる事がままある。
天使に愛された子
胎児の頃に天使に目を掛けられ、
産まれながらにして特殊な能力を得た人間の事。
往々にして疎まれ迫害を受けたり妬まれ被虐にあったりする事が多く、
稀に信仰の対象とされ現人神や救世主などと祀り上げられる事もある。
迫害などに天使は罪悪感などはなく、
ただ己の善意により人間に力を与えているにすぎない。
肩甲骨の左側に紋様が表れる。
悪魔/天使との契約者
悪魔や天使と契約して常人離れした力を手に入れたある意味「後天的人外」。
契約者は力を使う度に浸蝕度が高まっていき、
最終的には悪魔や天使などと同じ姿になり人間ではなくなってしまう。
どちらも多くの対価を支払う事になる。
悪魔に関しては魂そのものや契約者の遺体などを要求したりするが、
運が良ければ片目だけや指一本だけに留まることもある。
天使の契約は特殊であり、即物的な対価は要求しないが
規則を破るとたちまち心臓発作などで死に至るなど、過激な面がある。
基本的に悪魔の方が積極的で友好的に契約を持ちかける事が多いらしい。
契約者の場合は身体のどの部分にも紋様を刻む事が出来る。
生まれ付きの悪魔/天使の子らと同様の位置に刻む者が多い。
吸血鬼/ダンピール
元々の家系であったり生前の行いによる起因であったり、
はたまた吸血鬼に噛まれて呪われてしまった者達の事。
吸血鬼には様々な名称があり、ストリゴイイはその内の一つ。
彼らは赤い髪に青い瞳を持ち、心臓が二つあるとされる。
基本的にルーマニアの吸血鬼がストリゴイイの名を名乗る事が多いが、
アーベル・マルティーニは恐らくルーマニア人では無く、
彼が何故この名を名乗っているのかは彼自身も理解していない
(曰く、咄嗟に口から出たのがこの名前)。
吸血鬼と人間の間に産まれたのがダンピール。
既に死人である吸血鬼らがどうやって子を成すのかは未だに解明されてはいないが、
ダンピールらは(親よりは弱いが)吸血鬼の力を受け継いでおり、
陽の光を浴びて弱体化する事も無い。
吸血鬼以上にダンピールの体質を危険視している聖職者もいるらしい。
人狼
昼間は人間の姿をしているが、
日が落ちると二足歩行の狼のような姿になるか
或いは理性を失い暴走してしまう者達の事。
血筋による純粋な人狼の家系の「先天性」の者と、
人狼に噛まれ呪われてしまった「後天性」の者が居る。
先天性の者は夜になると人狼化するが、
後天性の者は理性を失いはするものの姿が変化する事は少ない。
前者は生来から人狼化に慣れており、
人狼の姿になってしまっても理性などを保って居られるが、
後者の方は初期段階では特に理性を失いそのまま自害してしまう事が多い。
どちらも昼間でも常人離れした身体能力を発揮でき、
夜の間、特に満月の夜はそれが更に補強される。
ごく稀に先天性と同等に理性を保っていられる後天性人狼もおり、
その代わりに往々にして元々好戦的な人間だった者が多い。
タロットの暗示を持つ者
暇を持て余した原初の罪人の悪魔、
ルシュディー・アル=ハイヤートが戯れに世界中に種をばら蒔き、
その種が数世紀後に漸く芽吹き大アルカナのタロットの暗示を持つ者達が誕生した。
「世界」以外の21枚を、更に正位置と逆位置に分け42枚にし、
それぞれの暗示を1人1枚所持している。
暗示を持つ者は自らが持つ暗示を知らず、
その上それが存在している事すら知らない。
彼らがお互いに殺し合おうと、手を取り合おうと、
全ては彼ら自身の考えでありタロットの暗示は関与していない
(彼らの体質や性格等には多少影響している所はあるだろうが)。
ルシュディーがこれを為した意味は特には無いが、
いつか彼らの中で一人生き残った者が出たその時に、
その者の前に現れ自身の悪魔としての力を全て与え「世界」の暗示を授けた
その後に、彼或いは彼女にルシュディー自らを殺して欲しいと考えている。
星の子
星を司る天使から生み出された人間とは別の種族、
人工生命体に近い。
体の構造は人間に極近いが、人間よりも遥かに長命であり
天使の子や悪魔の子らよりも魔力の純度が高い。
彼らは一体につき一つの太陽系天体と一つの横道十二星座、
一つの活動場所(ハウス)を司っており、
更に同じ星座を司っていたとしても彼ら個人に番号(度数)が割り振られている為、
彼らの個性は様々。
世界中に点在し、基本的に集合して生活を営む事の出来る場所で
十体一組で生活している。
創造主たる星の天使以外の天使は明確に"星の子"だと判別出来るが、
神の子である人間にも彼らの様な天使にも属さない被造物な為
邪険に扱われがちではある。
悪魔は感覚で人外だとは判別出来るが天使に近いモノ、
として認識し接触を避ける。